”おデブ習慣”に気づいたらみるみる10キロヤセました
私のダイエットのバイブル的存在の本をご紹介します。
元準ミス日本にも選ばれて、現在はダイエットコーチとしてたくさんの女性を痩せさせていた経験を持つEICOさんの著書「どうしてもヤセられなかった人たちが“おデブ習慣"に気づいたらみるみる10kgヤセました (コミックエッセイ)」の第2作にあたります。
EICOさんはその輝かしい経歴からは想像できませんが、元おデブ。
70キロ以上あった体重を20キロ減量し、その後11年間リバウンドなしというから凄いです。
モデルさんのように元々細かったりあまり努力なしでも細い人はいますが、努力で勝ち取った人のダイエット法やそこに至った考え方というのは元から細い人が細さを維持するよりも何倍ものエネルギーと知恵が詰まっています。
この著書をみると、そういったアドバイスが随所に散りばめられています。
細い人の考え方や行動も参考になるのですが、EICOさんのおデブの頃の実体験などからおデブの痛みや考え方のクセなどを気付かせてくれて、少しずつでも頑張れると思える改善策を提案されています。
漫画だから読みやすいのもポイントです。
巻末には男性のダイエットについても掲載されていますので男性の方も注目してほしいです。
「おデブ習慣」との出会い
この本を知ったのはたまたま新刊だったからですが、「おデブ習慣」という言葉に引っかかりを覚えて購入しました。
この本に出合った当時、食事と運動でレコーディングもしていたのに全くといっていいほど痩せなくて悩んでいた時期でした。
それまで「良い」と言われる情報をあれこれ取り入れていましたが、芯となるものがなくてまさに迷走状態で、とにかく痩せたい!って思いだけで計画性があるようで無計画だったと思います。
そういう時期だったので、なにか芯というかテンプレートのようなものが欲しいと思ってサンプルをDLしてみました。サンプルで読めるのは5ページ位だったと思いますが、わずかなページだけど色々な例が紹介されていて、自分では気づかない習慣があてはまってそうだったのもあり購入しました。(実際ありました)
それからダイエットに行き詰ったときは見返す、私のダイエットのバイブルになりました。
「おデブ習慣」で紹介されているおデブ習慣
- 茶系のお弁当で太った→揚げ物などカロリーが多く野菜が少ない、毎日なのでバカにできない。
- 健康志向の勘違い→おデブはヘルシーと書いてあると食べてもよいと思いがち♪
一例ですが「あるある…」というネタがいっぱい。
つい茶色ばっかりの食事になってしまうときとかありますよね。
私は毎食をカメラに撮るレコーディングをするようになってからは料理の時に彩りを気を付けるようになりましたが、それでもたまーにあります。
それはスーパーなどの出来合いの総菜を買ったときです。
揚げ物は家で普段あまりしないのでたまに食べたくなってしまうのですよね。そうするとあっというまに茶色ワールドです。
そしてヘルシーの勘違い…あり過ぎるww
あまりおいしくないダイエット食品とか食べてるとつい食べ過ぎてしまいがちですよね。
本の中でも触れられていますが、満足できないからたくさんたくさん食べて、カロリーも取り過ぎてしまったら本末転倒です。
ヘルシーって書いてあってもよーく見るとバター不使用と書いてあってもカロリーはそこそこあったりします。
キャッチコピーに惑わされずに商品をよく見ることも大切です。
身体にいいからと言ってたくさん食べるよりバランス良く食べることの大切さなども書かれています。
ダイエットの見直しに
ダイエットのことを考えて生活しているはずなのに、なぜか見えなくなってしまっているときがあります。
そんなときは私はこの本の最初の方にあるこのページのチェック項目をみます。
- 栄養バランスと量を適正にする
- ウォーキング
- 休養 6時間以上の睡眠
- お菓子やお酒を摂りすぎないようにする
- ちょこトレ
- 入浴時に湯船につかる
うまくいかないときは大抵どれか1項目以上ひっかかるものがあります。
スクワットに夢中になっていたときは暑いのを言い訳にウォーキングができてなかったり、糖質制限を頑張っていると運動が少なかったりしました。
この見直しで停滞から3キロ痩せました。
たった3キロだけど元々BMI標準範囲の3キロなので、周りから痩せたと言って頂くことが増えました。体脂肪がウォーキングで落ちたのとマッサージで顔が痩せたのが主な要因ですが、とても嬉しかったです。
そして最近もそれからずーーっと停滞して、たまに増えたりもしていたのが、減り始めたのです。
私の場合はどれか1つだけでは上手くいかなくて、バランスよくやって成果を発揮するタイプのようなのでこの本があっていたのだと思います。
ダイエットの恐怖、ドカ食いとの付き合い方
つい誘惑に負けて食べてしまったり、やりきれなくて食べ始めたら凄い量を食べてしまったり…って経験ありますよね。
食べてストレス解消しているようで後で後悔してしまって逆にストレスが増えてしまったりします。
付き合い方は人それぞれな部分もありますが、そのドカ食いが何故起こるのかという心理的な要因からアプローチしていくやり方が載っています。
私はこの本を読んでからドカ食いの量と頻度が激減しました。
一気に減った訳ではないですが、徐々に頻度も量も減ってきたのが自分でもよくわかります。
EICOさんもたまに生クリームが食べたくなって自分でホイップクリームをつくってボウル1個分ペロリと食べてしまうとか。
それを読んでから、
「こんな細い人でもドカ食いするんだ!しかも同じ生クリーム!」Σ(゚Д゚)
と目から鱗で、それからは生クリームの量でもあまり満足できないコンビニスイーツをやめて自分で作ったクリームを食べるようにしました。その方が生クリームだけを沢山食べれるので満足度が高いことに気付いたのです。
そして、「ドカ食いと付き合っていこう。(略)ゼロに出来なくても頻度が減れば太らない」という言葉にどれだけ励まされたことか!
それまではドカ食いをしてしまう自分が悪い、そんなんだから痩せないんだ、と自分を攻撃してしまっていたのです。
ダイエットは意外とメンタルが占める割合が多いです。
なので自分の最大の味方の自分が自分を責めてしまっては元からズタボロになってしまいますよね。
EICOさんの本では心のケアをしつつ、ストレスとの上手な付き合い方、食べ物への注目をそらす方法などが紹介されているので、出来ることからやっていったら段々と自分を大切にしていくことができるようになります。
さいごに
この本から学んだことは多いです。
一番はダイエットのメンタルの大切さだと思います。
モチベーションが落ちている時や太っている時の考え方や痩せている人の努力など、当たり前ですが綺麗な人はみんなそれぞれ努力しているのだということ。
それを努力だと思って続けるか、楽しいと思って続けるか。
痩せて綺麗になって嬉しいから楽しくてついつい続いてしまった、という方が気持ちもハッピーでいいですよね。そういったことの積み重ねが綺麗を作るのではないでしょうか。
それとこれは私が不器用なせいもありますが、正解を書いて出されても自分でやってみないことには納得できない性分で遠回りしてしまいました。
とは言ってもダイエットはどんなに優れた方法でも自分に合わなかったら無意味なので、他人に与えられるばかりではなく、自分でも取り組んでみて「だからこれは必要なのね」と感じることも大事だと思うのです。
この本はそういう「正解」が書いてあります。
ですがそれを使いこなせるかどうかはその人次第でもあります。
読んだだけで満足せずに実践してこそのダイエット本です。
ダイエットを迷走している人には灯台のような本になることでしょう。