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月組公演「グランドホテル」感想

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月組公演「グランドホテル/カルーセル輪舞曲」を観劇して参りました。

※(竹中半兵衛の為だけにムラに行ったわけではないのです。その前に午前は月組、午後は星組という慌ただしくも贅沢な一日でございました٩(๑❛ᴗ❛๑)۶)

月組公演『グランドホテル』
脚本/ルーサー・ディヴィス
オリジナル演出・振付、特別監修/トミー・チューン
演出/岡田 敬二、生田 大和
宝塚大劇場
2017.1.1~1.30
(東京公演 2017.2.21~3.26)
※新トップ珠城りょう大劇場お披露目公演

 

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大劇場のロビー

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お写真も飾ってあって雰囲気がいいですね。

グランドホテル

涼風真世さんのさよなら公演で初めて宝塚で上演された「グランドホテル」が、

今度は珠城りょうのお披露目公演として再び上演されます。

私が観劇した回は、役替わりはCパターンで初回でした。(19日11時)

役替わりCパターン
  • エリック 朝美絢
  • エファエラ 暁千星
  • フラムシェン 海乃美月

 

お披露目でグランドホテルってどうなんだろう、しかも男爵…。

初演はオットーが主役でしたが、ガイゲルン男爵を主役にしたストーリーになっています。

プレお披露目のアーサー王もラストは切ないしなぁ、と心配に思っていました。しかしそれも観た後は「いいんじゃない?」に変わりました。

きっとたまきち(珠城りょう/新トップ)がそういうの似合うのもあるのでしょう。

凛々しくて強く逞しく、何かを背負って一人でも生きていきます的な、そういうのが似合うのだと思います。

若々しさを売りにしてトップコンビでラブラブハッピー!という方がやりやすいのだと思いますが、こういう大人の男の哀愁を漂わせるという作品も出来るというところがたまきちの良さを引き出しているのでしょう。

 



オットー・クリンゲライン

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ギャラリー | 月組公演 『グランドホテル』『カルーセル輪舞曲(ロンド)』 | 宝塚歌劇公式ホームページ

オットー(美弥るりか)は、余命宣告された冴えないオジサンの役で「えー…」って思っていましたが、キラキラな雰囲気は封印して本当に冴えない哀れなオジサンになっててびっくりしました。

かっこよさのない役だと聞いてはいましたが、猫背でヨボヨボしてて、うーん、と思っていたら途中からテンションアップしていた辺りは冴えないオジサンなりに舞い上がっている様子が感じられて、可愛さすら感じてしまいました。なんかいるよね、こういう奥の部分が意外に純真な純情なオジサン…という感じがしました。

最初の登場シーンはスカステでも流れてますが、もっさりした何年も着古したようなグレーのコートとか、ピシっとした上流階級の人々の中で異質な感じを醸し出していました。

後半、いきなりピシっとタキシードになるのに、まだ垢抜けない感じや人の好い感じが滲み出ていて流石だなぁと思います。

でもそこでテンションがあがって楽しくなって余命宣告忘れているのではないかというはっちゃけっぷりとか、るりさんだと分かっていてもハラハラしちゃいます。そんなにはじけちゃって大丈夫なの?後で腰に来てもしらんよ、なんて思ってしまうほど。

それと登場シーンの歌はグランドホテルにきた感動と、るりさんがグランドホテルで憧れの涼風真世さんの演じたオットーを演じる感動のようなものが重なって見えるのが、余計感慨深いです。

 



フラムシェン

早乙女わかばと海乃美月が役替わりで交互に演じています。私の観た回はうみちゃん(海乃美月)フラムシェン。

宝塚にしては凄くセクシーなエロさを感じる役です。

大人のエリザベッタといい対比になっています。

私自身の年齢はエリザベッタ寄りなのですが、フラムシェンは若い頃の昔のことを思い出すような気持ちになります。

野望があって無鉄砲に挑んでいくところとかおバカなんだけど可愛くて危なっかしくてハラハラしてしまいます。

 

ガイゲルン男爵とエリザベッタ

男爵はトップお披露目と思えない、爵位はあるけどギャンブルで借金持ちで泥棒をしているという、しかもラストは悲しいエンドになってしまいますし、本当にいいのだろうか、というのが最初の印象でした。

しかも泥棒先でエリザベッタと恋に落ちてしまうという謎すぎる展開なのですが、男爵なりの正義を貫いていているところなどは彼の純粋な部分が残っていることを感じます。

オットーにも最初は紳士的に振舞って親切にします。

絶対仲良くなる同士ではないのですが、前半はオットーになつかれていて、後半はカモとしてオットーを見ているのが悲しいです。

まあ彼にはそれしか選択肢が残されていないので仕方ないとも思えるのですが…。男爵が自分本位で突っ走ろうとするほど、オットーの静かな心情との対比がよく表現できていると思います。

エリザベッタはトップ娘役の役としては珍しく年齢が上(アラフォー)の設定です。

だからといってあまり共感は出来ないのですけど、妙に高揚してしまうところや、色々察してしまっていながらも男爵を受け入れるところなど切ない気持ちになります。

フラムシェンみたいに無謀につっぱしれない諦めのような気持ちが悲しさを覚えます。

 

1回では観きれない!

目が足りないと思う、とナウオンでもお話されていましたが、本当に足りません!

あっちもこっちも観たいわーなんてぬるいレベルの話ではなく、右と左で全く違うお芝居をしているのです。全部見れないー(>o<)

オットーの表情をしっかり見ようとしているとその横でプライジング(みつるさん)とフラムシェン(うみちゃん)のセクハラ劇場が起こっていて、えええぇー?!別々のシーン一緒にやってる!どっちみたらいいんだー、ってパニックを起こします。オットーの表情をオペラで見つつ、時々オペラを外して全体を観たりと忙しいお芝居でした。

フラムシェンやエリザベッタと男爵のシーンなど、所々エロいすみれコードぎりぎりではないのかというシーンが多いのでハラハラしてしまう所も多かったです。

また今回の公演は役替わりもあるので、別バージョンも観たいなと思いました。

特にフラムシェンの役替わりでタイプが違うので、受ける芝居の多いオットーは芝居が少し違うようですので、そこも東京ではチェックしたいと思います。

他のキャストについて触れきれてませんが、きっとこのお芝居は観る度に深みが増す作品だと思います。

来月はもう東京に来ますので、また観劇していくうちに違った感想が出るのかなと楽しみにしています。上手く違うバージョンの日に観れますように!

 

※この記事は2017.1に別サイトに掲載していたものを編集したものです。

その後、東京公演で観劇した際に違う役替わりで観ました。
個人的には海フラムシェンが好きですが、役っぽさではわかばフラムシェンに軍配があがるかと思いました。
あーさとありちゃんは持ち味が全く違うのに、それぞれがその役にハマっていたのがすごいなと感じました。
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