星組『桜華に舞え/ロマンス!!』感想
星組公演『桜華に舞え/ロマンス!!』を観劇して参りました。
この公演はトップスター北翔海莉さん・トップ娘役妃海風さんのさよなら公演でした。
『桜華に舞え』感想
・鹿児島弁がわからない問題
鹿児島って今も九州の中でもちょっと違う方言なのですよね。
親戚がいることもあって何度か行ってますが「わか~らな~い、わか~らな~い♪」です。
系統は九州だなぁって感じなことくらいしか本当に分からない。そんなわからない鹿児島弁のセリフがバシバシあるこの作品、鹿児島弁が本格的すぎてちょっとわからない部分がありました。
・ヒゲ率高すぎ問題
最初の場面のあとは、皆さん年齢を重ねたことを表現するためかヒゲ着用率がすごいことになっていてちょっとウケました。
川路さん(七海ひろきさん)の似合ってることったら。警察のお衣裳にも威厳がある感じがあっていました。
・専科のお二方のビジュアルが神がかっている問題
登場しただけで誰だかがすぐ分かりました。
場面と流れから大体そうだろうという読みもありますけど、「大久保さん!」「西郷先生!」と呼ばれるとやっぱりって感じの威厳ある様子が素晴らしかったです。
・グっとくる場面が多すぎ問題
さよなら公演と思って見るからというのもあるのですけど、そういうファンを泣かせようとしている演出が多いなぁと思いました。
感動するのですが、今回はあまりそこに引きずられないようにしようと思って観劇したのもあってか、そんなに泣きませんでした。むしろそういう意図がないと思うところでじーんとして泣いてしまいました。
ショー『ロマンス!!』感想
ほぼ七海ひろきをオペラグラスでロックオンしていた60分でした。
ロマンチックレビューはその世界観が好きで、宝塚らしさ満点で楽しい作品でした。というか宝塚でしか出来ないであろうといえる程の綺麗な作品だと思います。
・プロローグ
ギャラリー | 星組公演 『桜華に舞え』『ロマンス!!(Romance)』 | 宝塚歌劇公式ホームページより
冒頭の娘役に囲まれたみっちゃんのシーンがスカステで見てずっと綺麗だなぁ、色合いがとっても素敵だなぁと思っていたので生で観れて初っ端から感動!
ムラの舞台映像が流れてたときからこのお衣裳が見たいと思っていた、私好みの色やデザインのお衣裳です。
今度変身写真とか撮る機会があったらこのピンクの衣裳が着たいなーと密かに狙っています。(ぜひ衣装ラインナップに入れて欲しい)
・美しき人
NOW ONでこの場面に出演している3人が「笑ってくれた方が気が楽です!」という笑いをとりにかかった面白いヒゲ三連発。
三つ編みのヒゲのリボン(ピンク!)がなにか引っかかっている様子のひろきさん。面白いけどやっぱり美しい3人です。
・ロックンロール
ノリノリで楽しい場面。上手や後ろで隣の人とわちゃわちゃしているひろきさんばっか観てました。
原色の色使いが派手なのですけどうるさくなりすぎずにまとまるのが不思議なところ。
・裸足の伯爵夫人(ひろきさんは男爵夫人)
実は凄い楽しみだったひろきさんの女装!じゃなくて女役。
想像以上に綺麗で、東京公演はヘアスタイルも変えていて色っぽくてうっとり。しっとりしたダンスから、銀橋に来るときはニッコニコーな笑顔で見てるこちらまで幸せになります。
この場面の女役ひろきさんが好きすぎて、すっごい久々にキャトルで舞台写真を買って帰りました。
・友情
タイトルからしてヤバイ、涙の予感…。星組の結束力を感じる場面でした。
ロマンチックというより、ここだけ星組のための場面だなという感じです。走るのが多くてオペラで追うのが大変なのですけど、やっている方は体力的に大変なのだと思います。
・フィナーレ
紅ゆずるさんと綺咲愛里さんのデュエットダンスが白いお衣裳で友情の場面からロマンチックの世界に戻してくれる感じがしました。次期トップコンビ、期待しています。
最後にみっちゃんが歌いはじめて階段を降りてくるとき、グラっとしたんです!
ちょっとよろめいてすぐに持ち直してのですけど、あのときは星組子全員と客席がみんな「あっ!!!」っていう空気になりました。恐らく会場の人全員が息を飲んだと思います。
本当にびっくりしましたけど無事でよかったです。長年観ているけど「こんなの初めて」でした。本当に千秋楽まで無事に公演をして頂きたいと願っております。
ラストデイまであと少しだと思うと切ない気持ちでいっぱいです。
みっちゃんの生き方をもっと間近で見ていた、見守りたいという気持ちになります。宝塚を知らないで入ったから入ってから物凄い努力でここまで来られた方、専科に行かれたときは辛かったと思うのですが、苦労したり辛い思いを経験した・乗り越えた人にしか得ることの出来ないものを手に入れたと思うのです。それをもっと見ていたかったです。
最後の二日はスカステでラストデイ特集が組まれているので、出来る限り録画しまくろうと思っています。 直接は行けませんけど気持ちは東京宝塚劇場です。最後まで素敵な舞台を期待しております。
※この記事は以前に掲載していたものを編集したものです。